東京 都立高など 通知表の情報 他校から閲覧できる状態に

東京都教育委員会は一部の都立高校などで教員や生徒が使用するチャットで通知表などの個人情報がほかの学校から閲覧できる状態になっていたことを明らかにしました。

個人情報がほかの学校から閲覧できる状態になっていたのは、34の都立高校などです。
都の教育委員会によりますと、都立高校などでは教員や生徒のそれぞれのパソコンやスマートフォンに、チャットでやりとりできるソフトが導入されていて、情報を共有する対象を事前に設定する必要があります。
しかし、この34校では、本来、対象とすべきではないほかの都立学校も、情報共有できる設定にしていたということです。
このうち三鷹中等教育学校では卒業生も含む463人分の通知表の一部が、五日市高校では卒業生8人の携帯電話の番号が閲覧できる状態になっていたということです。
ことし5月、「ほかの学校の情報が見ることができる」という生徒からの報告を受けて発覚し、その後、閲覧できない設定に変更されたということです。
都の教育委員会は「ご迷惑をおかけして深くおわび申し上げます」とコメントしています。