熱中症対策 1人暮らし高齢者宅訪問し呼びかけ 東京 荒川区

熱中症の予防に特に注意が必要とされる高齢者。
東京・荒川区は、1人暮らしの高齢者の自宅を訪問して、エアコンの適切な利用やこまめな水分補給などを直接、呼びかけています。

東京・荒川区は、日常的に、高齢者の安否確認などの見守り事業をおよそ200人の民生委員などと連携して行っています。
4日は、見守りを担当する女性が高齢者の自宅を訪ね、体調や水分補給の頻度などを質問しながら熱中症の兆候がみられないか確認していました。
また、温度計がついた「熱中症対策シート」を高齢者に手渡すと室内の温度が30度になる前にエアコンを利用するように呼びかけました。
自宅に1人で暮らす91歳の女性は「エアコンはめったにつけないけど、暑くなったらつけるように意識を変えていきたい」と話していました。
荒川区高齢者福祉課の山下英男課長は「高齢者の方は気温に気づきにくくなったり、夜間にエアコンをつけないということもあります。熱中症は命に関わるので注意を呼びかけていきたい」と話していました。