「東京都警察情報通信部」創設70年で記念式典 警視庁

犯罪捜査の技術支援のほか、災害時には現場からの映像の伝送を担う「東京都警察情報通信部」が創設されてから70年を迎え、記念の式典が開かれました。

1日、警視庁本部で開かれた式典には、警視庁の幹部や関係者などおよそ80人が出席しました。
昭和29年に創設された「東京都警察情報通信部」通称「都通」は、警察無線の維持管理や、あさま山荘事件や地下鉄サリン事件などで捜査の技術支援を担ってきたほか、東日本大震災や能登半島地震では現地に派遣され被害状況を映像で伝送するなどして警察活動を支えてきました。
式典で緒方禎己警視総監は「こんにちの東京の治安、警視庁の発展は、世界に誇る情報通信システムを作り上げてきた皆さんの貢献なくして語ることはできない。さらなる進化を遂げ都民、国民の安全・安心を守るという警察の使命を達成するために尽力してほしい」と訓示しました。
そして田浦善之機動通信第一課長が「われわれの使命は通信を一瞬たりとも途絶えさせてはならないことであり、警視庁の警察活動を情報通信の立場から全身全霊をかけて支え抜く」と決意表明を行いました。