処方薬1100錠余他人に譲り渡す目的で所持か 容疑者逮捕

処方薬1100錠余りを他人に譲り渡す目的で所持していたなどとして39歳の容疑者が逮捕されました。
容疑者は新宿・歌舞伎町の「トー横」周辺に出入りしていて、薬の過剰摂取=「オーバードーズ」が目的の若者などに譲り渡していたとみて警視庁が詳しいいきさつを調べています。

逮捕されたのは、東京・港区の無職、山下裕史容疑者(39)です。
去年7月、せき止め薬などの処方薬1100錠余りを他人に譲り渡す目的で自宅で所持していたなどとして医薬品医療機器法違反の疑いがもたれています。
調べに対し黙秘しているということです。
複数の医療機関に通って大量の薬を手に入れていたとみられ、自宅からは処方薬や市販薬およそ6000錠が押収されました。
容疑者はおととし7月ごろから「ヒロ」と名乗って「トー横」周辺に出入りし、周囲からは「いつでも薬を持っている人物」として知られていたということで、警視庁は薬の過剰摂取=「オーバードーズ」が目的の若者などに譲り渡していたとみて調べています。