新紙幣発行を記念 渋沢栄一を特集した展示会 群馬 高崎

来月、新たな紙幣が発行されるのを前に群馬県高崎市のデパートで、26日から新一万円札に描かれる渋沢栄一を特集した展示会が開かれています。

この展示会は、来月3日に新紙幣の発行が始まるのを記念して、高崎市のデパートと、渋沢の出身地の埼玉県深谷市にある渋沢栄一記念館が連携して開き、会場には12点の資料などが展示されています。
このうち、渋沢の生家が藍染めの原料となる「藍玉」の製造や販売を行う農家だったことなどを紹介するコーナーには、記念館が所蔵する「藍玉」が展示されています。
このほか、農家から仕入れる藍の葉の品質を「大関」や「関脇」などと、相撲の番付にまねてランク付けした“藍玉番付”のパネルなど、渋沢にゆかりがある資料が並べられています。
「高崎高島屋」の倉橋英一社長は「渋沢さんは人のことを思い、人の理を考えて行動した人なので、展示会を通してその一端を感じてほしい」と話していました。
この展示会は来月9日まで開かれています。