渋沢栄一が関わった企業を紹介するカードゲーム 埼玉 深谷

来月発行される新一万円札に描かれる渋沢栄一の出身地、埼玉県深谷市の大学生が、渋沢が関わった企業を紹介するカードゲームを作りました。

新しい一万円札に肖像が描かれる渋沢栄一は、およそ500の企業の設立や育成に関わったとされ、近代日本経済の父とも呼ばれています。
渋沢の出身地、深谷市にある埼玉工業大学は渋沢の功績を伝えようと、こうした企業を紹介するカードゲームを作り、百人一首にちなんで「百社一首」と名付けました。
取り札には銀行をはじめ電力会社や鉄道会社など渋沢が関わり、いまも続く66の企業や団体のロゴマークが描かれています。
読み札にはその企業と渋沢の関わりや渋沢から受け継いだ理念などが記されています。
企業への協力依頼や読み札の文章作りは、大学生が行ったということです。
特設サイトや深谷市内の道の駅などで今月30日から1セット2750円で販売され、利益は深谷市の子ども福祉基金に寄付されるということです。
担当した女子学生は「親しみやすく作ったので、遊び感覚で企業や渋沢栄一翁のことを知ってもらうきっかけにしてほしい」と話していました。