来月 新紙幣発行 渋沢ゆかりの地の信金はPRの取り組み

来月、20年ぶりに新紙幣が発行されるのを前に、新一万円札に肖像が描かれている渋沢栄一ゆかりの地、東京・北区にある金融機関では、新紙幣の発行をPRする取り組みを進めています。

北区は渋沢栄一が本邸を構えたゆかりの地で、地域に店舗をもつ城北信用金庫では、新紙幣の発行にあわせて地域を盛り上げようとさまざまな取り組みを進めてきました。
このうち先月には、渋沢栄一の邸宅があった場所の近くにある王子銀座出張所を通称「しぶさわくん支店」としてリニュ−アルしました。
店舗の入り口には新紙幣が発行される7月3日までの日数を表示する専用のボードが設置され、24日はあと9日と表示されていました。
また、店舗内では、渋沢栄一をモデルにしたキャラクターの人形と写真を撮ることができるフォトスポットも設置されています。
店舗を訪れた80代の女性は「地元にゆかりのある人がお札になるのはうれしいです」と話していました。
また別の80代の女性は「どんな紙幣か気になります。新紙幣に1枚変えてみようかと思います」と話していました。
城北信用金庫の王子営業部長小山田晃裕さんは「早く新札を見たいという声をよく聞くようになりました。お札が早くみなさんの手元に届くよう、準備しているところです」と話していました。