大学で地域の防災を考える催し 東京 豊島区

地震の揺れなどを体験しながら地域の人たちに防災について考えてもらう催しが東京・豊島区の大学で行われました。

豊島区にある立教大学池袋キャンパスで開かれた催しには、防災活動に取り組むおよそ40の企業や団体などのブースが並びました。
このうち、東京消防庁の「VR防災体験車」ではゴーグル型の端末を装着し、バーチャルリアリティーを活用して、揺れとともに地震を視覚的に再現します。
訪れた人は家の中で震度7の地震が起きたことを想定した3分の映像を見ながら実際の揺れを体験していました。
参加した中学生は「テレビとは違い地震を実感できたことでその怖さを感じることができた。避難の仕方なども大事だと思った」と話していました。
会場では能登半島地震の被災地を支援しようと、石川県の特産品などを販売するブースも設けられ、訪れた人たちは輪島塗の漆器などに見入っていました。
このほか、地震を経験したことがない外国人にどういう行動を取るべきか分かりやすく伝えようと、学生たちが考案し、机の下に身を隠すことを表現した絵文字なども紹介されました。