東京都が歌舞伎町に子どもや若者支援の常設の相談窓口を設置

東京の新宿・歌舞伎町で子どもや若者たちが犯罪やトラブルに巻き込まれるケースが相次ぐ中、都は常設の相談窓口を設けて対応にあたっています。

新宿・歌舞伎町では、通称「トー横」に家庭や学校に居場所がない中高生などが集まって性犯罪に巻き込まれたり、ホストクラブを利用した客の女性が高額な料金を請求されたりするケースが相次いでいます。
こうした中、都は子どもや若者たちが犯罪やトラブルに巻き込まれないよう歌舞伎町にある東京都健康プラザ「ハイジア」の15階に専門の相談員による常設の相談窓口を設けました。
窓口ではお菓子や軽食が用意されているほか、携帯電話の充電器やWi−Fiを無料で使うこともできます。
都内に在住か在学、それに勤めている人とその家族などが対象ですが、名前や住所を明かさなくても利用でき、祝日を除く毎週火曜日から土曜日の午後3時から午後9時まで対応しています。
都の細谷健都民安全調整担当課長は「ただ待っているだけでは心を開いてもらえないのでまちで声かけを行うなど、相談員の専門的な知識をいかして若い人たちにアプローチしていきたい。ぜひ、安心して気軽に立ち寄ってほしい」と話していました。