「デフリンピック」に向け 選手発掘のトライアウト 新宿区

来年東京を中心に開催される聴覚障害がある人たちのスポーツの国際大会「デフリンピック」に向けて、ハンドボールや射撃など4つの競技の選手を発掘するためのトライアウトが行われました。

東京・新宿区で行われたトライアウトは、ハンドボールや射撃、テコンドー、レスリングの4つの競技が対象で、22日は全国から応募があったおよそ30人が参加しました。
これらの競技は全国的な競技団体が存在しないなど選手の育成体制が十分でないため、今回のトライアウトは実技や適性テストを行って新たな選手を発掘するために実施されました。
このうちテコンドーでは、蹴りの基本動作の確認などが行われたほか、ハンドボールではシュートの精度やゴールキーパーの反応などを確認していました。
トライアウトは今月29日にも行われ、東京都によりますとデフリンピックの出場が見込まれる人は、強化・育成の対象になるということです。
トライアウトに参加した女性は、「テコンドーはいったんやめましたが、東京でデフリンピックが開かれることを知りトライアウトに参加しました。出来るところまでチャレンジしたいです」と話していました。