中学校で硫化水素発生させる実験 生徒体調不良訴え22人搬送

21日午後、埼玉県鶴ヶ島市の中学校で硫化水素を発生させる理科の実験を行った生徒が体調不良を訴え、20人余りが病院に搬送されました。
いずれも症状は軽く警察が当時の状況を詳しく調べています。

21日午後0時半ごろ、鶴ヶ島市の鶴ヶ島中学校で「理科の実験で生徒が体調不良を訴えた」と校長から消防に通報がありました。
学校によりますと午前中の2時間目と3時間目に行われた2年生の理科の授業で硫化鉄が入った試験管に塩酸を加えて硫化水素を発生させる実験をした後、授業を終えた生徒のうち22人が頭痛や吐き気を訴えたということです。
生徒は病院に搬送されましたがいずれも症状は軽いということです。
実験は教室に設置されている複数の換気扇を使用しながら行われていて警察は学校から話を聞くなどして当時の状況を詳しく調べています。