小学校で新一万円札と渋沢栄一を学ぶ授業 埼玉 皆野町

来月発行される新一万円札に埼玉県出身の渋沢栄一の肖像が使われますが、これを前に皆野町の小学校でお金や渋沢のことについて学ぶ授業が行われました。

来月3日から発行される新紙幣の一万円札には、いまの埼玉県深谷市出身で「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一の肖像がデザインされます。
これを前に秩父地方にある皆野町の三沢小学校で5年生と6年生が講師の銀行員から、お金や銀行の役割、それに偽造防止に最新技術を使った新紙幣について学びました。
また、渋沢が秩父地方の鉄道会社やセメント会社、それに今回の講師が勤める銀行の、前身の銀行の設立にかかわり、地域の発展に貢献したことを学んでいました。
6年生の男子児童は「初めて知ったことがたくさんありました。しっかり覚えておきたいです」と話していました。
講師を務めた埼玉りそな銀行皆野支店の松原弘希さんは「渋沢に関わりの深い銀行なのでぜひ話してほしいと依頼を受けました。難しい内容だったと思いますが、理解してもらったようでうれしく思います」と話していました。