自宅での熱中症リスク知らせる機器の設置進める 東京 練馬区

各地で真夏日が相次ぐなか、東京・練馬区は高齢者を対象に室内の温度や湿度が上がり熱中症のリスクが高まるとアラームなどで知らせる機器の設置を進めています。

練馬区によりますとこの機器は部屋の温度と湿度が一定の基準を超えると自動的にライトが点滅し、「熱中症の危険が高くなっています」とか「エアコンをつけるなど温度を下げてください」などという音声が流れて熱中症への注意を促す仕組みです。
民間の警備会社と連携した取り組みでひとり暮らしや高齢者だけの世帯の持病がある65歳以上の住民などおよそ1800人の自宅にこの機器を設置する計画です。
実際に設置したひとり暮らしの90代の女性は「ありがたいことだと思います。アラームが鳴ったらすぐに冷房をつけるなど気をつけようと思います」と話していました。
練馬区では去年、屋内で熱中症になって亡くなった人の9割を高齢者が占めたということで高齢者支援課の西方佳子課長は「日中は冷房をつけて水分をとることで熱中症をぐなど高齢者の行動変容に繋げて頂きたい」と話していました。