埼玉 深谷市教委 熱中症対策で小学生に携帯扇風機を配付

例年、厳しい暑さとなる埼玉県北部の深谷市の小学校で、子どもたちの熱中症対策として水を霧状に噴射できる携帯型の扇風機が配られました。

猛暑で知られる埼玉県熊谷市の隣にある深谷市の教育委員会は、子どもたちの熱中症対策として水を霧状に噴射する機能が付いた携帯できる扇風機およそ6600個を購入しました。
市内の19の公立小学校のすべての児童への配付が始まり、13日は常盤小学校の6年生の教室で配られました。
扇風機は直径8センチほどのファンが回転するもので、本体の中に入れた水がレバーを押すと霧状に噴射されてより涼しさを感じられます。
先生から登下校の時などに使うことや人に向けないことなど、注意点を聞いた子どもたちは、さっそく水道の水を入れてどのくらい涼しさを感じられるか試していました。
6年生の女子児童は「思ったより涼しかったです。これを使いながら熱中症を予防したい」と話していました。
深谷市教育委員会教育部の染谷明信次長は「こうした取り組みを通じて子どもたち自身に熱中症対策への意識を高めてほしい」と話していました。