地域の安全を祈願する神事「海上渡御」 神奈川 鎌倉

神奈川県鎌倉市でみこしを海に担ぎ入れて地域の安全を祈願する神事、「海上渡御」が行われました。

神事は鎌倉市の五所神社が毎年、この時期に行っているものです。
はじめに、地元の人などが神輿をかついで神社から海岸までの道を4時間ほどかけて練り歩きました。
そして、砂浜に到着すると、神職が祝詞を読み上げ、みこしをはらい清めました。
このあと、上半身、裸になった担ぎ手たちが、「どっこい、どっこい」と威勢のよいかけ声をあげながら2基のみこしを担いで海の中に入っていきました。
砂浜から大勢の観客が見守る中、担ぎ手たちは腰の深さまで海に入り、地域の安全を祈願していました。
近所から訪れた女性は、「海上渡御は初めて見たのですが、とても迫力があって興奮しました。楽しかったです」と話していました。
五所神社の上原邦明宮委員長は、「地域みんなで大変、盛り上がりました。海上渡御も無事に終わり、まちが活気づいてくれるとうれしいです」と話していました。