“入梅いわし”水揚げ始まる 千葉 銚子漁港

全国有数の水揚げ量がある千葉県の銚子漁港で、梅雨の時期にとれる、脂がのった「入梅いわし」の水揚げが始まりました。

銚子市の沖合は南からの黒潮と北からの親潮がぶつかる豊かな漁場で、地元では、毎年この時期にとれる脂ののった大ぶりのマイワシを「入梅いわし」としてブランド化を図っています。
7日は沖合30キロの海域で巻き網漁が行われ、マイワシを含むおよそ300トンが水揚げされました。
「入梅いわし」は、背中側が青緑色に光っているのが特徴で、大きいもので長さ20センチ、重さ100グラム前後に上るということです。
銚子漁港では、かつて水揚げ量の多くを占めていたサンマやサバが近年大幅に減少し、去年1年間では水揚げ全体のうちおよそ8割がイワシ類となっています。
「入梅いわし」の水揚げをした漁船の乗組員、中村剛さんは「脂ののりは、まずまずです。刺身や塩焼きなどで楽しんでほしいです」と話していました。