山梨 南アルプス 収穫間近のさくらんぼ 大量盗難か

山梨県南アルプス市の畑から収穫間近のさくらんぼが大量になくなっていたことが農家などへの取材で分かり、警察は窃盗事件として捜査しています。
南アルプス市では盗難被害を防ごうとパトロールが始まったばかりでした。

被害にあった農家などによりますと、31日午前7時ごろ、山梨県南アルプス市桃園の畑に収穫に来た農家の男性が収穫間近だった特産の「紅秀峰」という品種のさくらんぼ、およそ15キロがなくなっていることに気がつきました。
29日の朝には異常はなく、29日の日中から31日朝にかけて盗まれたとみられ、被害は金額にしておよそ15万円に上るということです。
警察が窃盗事件として捜査しています。
農家の男性は「出荷できなくなる可能性がありとても残念です」と話していました。
山梨県内での果物の大規模な盗難被害が明らかになったのは、今シーズン初めてとみられますが、JAなどによりますと市内の別の場所でもさくらんぼが大量に盗まれたという情報があるということです。
同じ南アルプス市では、30日夜から警察やJAなどによる果物の盗難防止パトロールが始まったばかりでした。