栃木 夫婦遺体事件 逮捕の6人を死体遺棄と損壊の罪で起訴

栃木県那須町で夫婦の遺体が見つかった事件で、これまでに逮捕された6人について、東京地方検察庁は、夫婦の遺体を那須町まで運んだうえ、火をつけて焼損させたとして死体遺棄と損壊の罪で起訴しました。
警視庁は6人が殺害にも関わったとして、引き続き、捜査を進めています。

起訴されたのは、首謀者とみられる関根誠端被告(32)ら6人です。
起訴状などによりますと、6人は共謀し、先月16日、会社役員の宝島龍太郎さん(55)と妻の宝島幸子さん(56)の遺体を、品川区内の空き家から那須町の河川敷まで運んだうえ、ガソリンをかけて火をつけ焼損させたとして、死体遺棄と損壊の罪に問われています。
東京地検は起訴された内容を認めているかどうか明らかにしていません。
一方、この6人のうち、指示役の佐々木光被告(28)と仲介役の平山綾拳被告(25)、それに実行役2人のあわせて4人は、今月、殺人の疑いで再逮捕されています。
警視庁は、関根被告と不動産会社役員の前田亮被告(36)の2人についても、夫婦の殺害に関わっていた疑いがあるとして引き続き、捜査を進めています。