さいたま市職員が市有地を不正に売却か 市が詳しい経緯を調査

さいたま市中央区のJR与野駅西口周辺での市の区画整理事業をめぐって担当していた市の職員が上司の許可を得ずに契約書を不正に作成して売却した疑いがあることがわかりました。
さいたま市は詳しいいきさつを調べるとともに処分などの対応を検討することにしています。

さいたま市中央区のJR与野駅西口周辺では道路の拡幅工事やロータリーの整備などの区画整理事業が進められています。
さいたま市によりますとこの区画整理事業を担当する「与野まちづくり事務所」に所属していた男性職員が市が所有する土地について上司の許可を得ずに契約書を不正に作成し売却した疑いがあることがわかりました。
売却したのはことし1月で相手や面積、価格などについては明らかにされていません。
先月、定期監査に向けて書類の確認をしていたところ、本来市の所有する土地の売却に必要な決裁書がなかったことから発覚したということです。
さいたま市は男性職員がどのように説明しているかは調査中だとして明らかにしていません。
さいたま市は売却にいたるいきさつを調べたうえで処分などの対応を検討するとしています。