強盗事件があった山あい地区で警察などが防犯指導 長野 松本

2人組の男が住宅に押し入り現金などを奪う事件があった長野県松本市の山あいの地区で23日、警察などが防犯指導を行い戸締まりの徹底などを呼びかけました。

防犯指導は松本市保福寺町で行われ、松本警察署の警察官や市の職員ら11人が地区内の住宅や空き家を訪ねました。
この地区では、今月6日の未明、2人組の男が住宅に押し入り現金などを奪う強盗傷害事件が起きたほか、それと同じ日か前日に近くの空き家もタンスを荒らされるなどの被害にあいました。
捜査関係者によりますと、いずれも鍵の開いていた窓か入り口から侵入されたものとみられ、23日の防犯指導では戸締まりの徹底を呼びかけていました。
松本警察署生活安全第一課の市川幸誠課長は「少しだけ外出するときや就寝時もしっかり鍵かけをしてもらいたい」と話していました。
また、保福寺町の太田富晴町会長は「今回の事件を受けて予期せぬことが本当に起きるのだと実感しました。住民どうしのたあいもない会話や声かけが防犯面でも重要になってくると思います」と話していました。
山あいの住宅を狙った強盗事件は、先月下旬以降、松本市のほか、栃木県や群馬県、福島県でも起きていて、警察はこのうち栃木県の事件の被害者のキャッシュカードを使って現金を引き出そうとした疑いなどでベトナム人の容疑者2人を逮捕し、一連の事件との関連を調べています。