群馬 太田 ゆかりちゃん事件 パチンコ店団体が謝礼金増額へ

平成8年に群馬県太田市のパチンコ店で4歳だった横山ゆかりちゃんが行方不明になった事件で、地元のパチンコ店で作る団体は有力な情報の提供者に支払う謝礼金の上限をことし7月から100万円増額し、400万円に引き上げることを決めました。

28年前の平成8年7月7日、4歳だった横山ゆかりちゃんが家族と訪れていた太田市のパチンコ店で行方がわからなくなり、警察は誘拐事件として捜査しています。
市内のパチンコ店で作る太田遊技業防犯協力会は事件の風化を防ごうと、有力な情報の提供者に支払う謝礼金の上限をことし7月から100万円増額し、400万円に引き上げることを決めました。
21日は協力会の森山秀夫会長が太田警察署を訪れ、謝礼金の増額を伝えました。
今回の引き上げで警察の報奨金とあわせると、事件の解決につながる情報の提供者には最大で700万円が支払われることになります。
警察は連れ去ったとみられる男が写っている防犯カメラの映像などを公開していて、情報は捜査本部のフリーダイヤル「0120−889−324」で受け付けています。
森山会長は「時間とともに事件が風化することを危惧している。どんなささいなことでもいいので、情報を提供してほしい」と呼びかけています。