さいたま市 「電子回覧板」導入推進へ 初期費用補助を開始

自治会の回覧板をスマートフォンで閲覧することができる「電子回覧板」の導入を進めようと、さいたま市は今年度から初期費用を補助する取り組みを始めました。

「電子回覧板」は従来の紙の回覧板に代わって、スマートフォンのアプリで地域の住民に情報伝達などができるものです。
共働き世帯やオートロックのマンションの増加などで回覧板を行き渡らせるのが難しくなっていることから、さいたま市が今年度から自治会に導入を促す取り組みを始めました。
自治会が「電子回覧板」を導入した場合、初期費用にかかる6万6000円のうち半額を市が負担するということです。
対象は申し込みのあった100の自治会で、利用料金は別途かかります。
「電子回覧板」は災害時の情報伝達にも有効だということで、さいたま市のコミュ二ティ推進課の五十嵐一也課長は「スマホで自治会の情報が周知できる手軽さから役員のみなさんの負担軽減にもつながると思います」と話していました。