昭憲皇太后が着用とされる「大礼服」など展示 東京 明治神宮

明治天皇の后の昭憲皇太后が身につけていたとされるドレス、「大礼服」が東京の明治神宮で展示されています。

女子教育や社会福祉に力を尽くされた昭憲皇太后が亡くなってからことしで110年となり、明治神宮では着用したとされる「大礼服」やそのほかの装いなど30点が記念に展示されています。
「大礼服」は最も格式が高い場で着用されたもので、西洋の宮廷服を参考にデザインされ白の生地にバラの花があしらわれ、葉の部分などには金属の立体的な刺しゅうが施されています。
去年2月まで5年間かけて生地や刺しゅうの修復が行われ東京では初めて公開されています。
会場には「大礼服」の修復過程を説明する資料や宮中へ洋装が導入される前に重要な儀式の際に昭憲皇太后が着用していた十二ひとえなども展示されていて、訪れた人たちは展示品の前で立ち止まり、じっくり鑑賞していました。
この記念展は今月6日まで開かれています。