埼玉県警 痴漢の被害防止動画ネットで公開 新学期迎え

新学期が始まって電車が混雑し痴漢被害の相談が増えるのに合わせて、埼玉県警は被害防止を呼びかける動画を制作しインターネットで公開しています。

この動画は、埼玉県警の鉄道警察隊がさいたま市にある浦和麗明高校演劇部の生徒の協力を得て制作しました。
当初は痴漢の被害に無関心だった生徒が、電車内で被害を受けている生徒に気づき、戸惑いながらも手を差し伸べる内容で、一人一人の小さな勇気が大きな安心につながると訴えています。
警察によりますと、埼玉県内では去年電車内での痴漢被害の相談が218件寄せられ、例年、新学期が始まって電車が混雑する4月や5月は、相談が増えるということです。
埼玉県警鉄道警察隊の佐藤和則隊長は「動画を通じて社会全体で痴漢を許さない機運が高まることにつながってほしい」と話しています。
動画は、YouTubeの埼玉県警のチャンネルで公開されています。