大型連休中 能登半島地震被災地へボランティアに向かう学生も

27日からの大型連休の期間中、ことし1月に起きた能登半島地震の被災地に向かうボランティアの大学生もいます。
都内の大学では被災地の現状や被災者と接する際の注意点などに関する説明会が開かれました。

東京・八王子にある中央大学では、能登半島地震の被災地に有志の学生を募って災害ボランティアを派遣する取り組みを行っていて、大型連休期間中も来月1日から3日までの間、石川県能登町に派遣します。
26日は参加する学生を対象にオンラインを交えた説明会が開かれ、担当者がボランティアを行う地区は水道が先週復旧したばかりであることや、被災者と話す際は、無理に何かを聞くのではなく相手が話したいタイミングを待つ方がよいことなどを説明していました。
大学によりますと大型連休中の活動には78人の申し込みがありましたが、安全面を考慮して16人に絞り込んだということです。
参加を予定している大学2年の女子学生は「被災地のことは人伝いに聞いていたが、自分の足で直接訪れて今できることをしたいと考えて応募しました。少しでも現地の人を笑顔にできるように力になってきたいと思います」と話していました。
また、大学3年の男子学生は「去年、金沢に住んでいる友人を訪ねて、ことしは輪島に行く約束をしていましたが行けませんでした。現地の人がなるべく楽になるように力仕事を頑張りたい」と話していました。