渋谷スクランブル交差点前の商業施設 リニューアルオープンへ

東京・渋谷のスクランブル交差点でランドマークとして親しまれている商業施設が25日、大規模な改修工事を終えてリニューアルオープンします。
渋谷の新しい文化の発信拠点となるか、注目されます。

25日リニューアルオープンする「SHIBUYA TSUTAYA」は若者が行き交う渋谷の中心地、スクランブル交差点の目の前に平成12年に開業し、交差点のランドマークとして親しまれてきました。
CDやDVDのレンタルや書籍の販売などを行ってきましたが、去年10月に改修のため休業し、25日のオープンを前に24日内覧会が開かれました。
新しい店舗では、CDやDVDのレンタルサービスは廃止し、カフェやイベントスペースを拡大して、若者や外国人観光客に向けて日本のアニメや漫画などを世界に発信する拠点となることを目指します。
このうち、3階のカフェでは、漫画のキャラクターのフィギュアが各所に並べられ、窓からはスクランブル交差点を見下ろすことができます。
また、世界的に人気のトレーディングカード、「ポケモンカード」を使って、来場者どうしが対戦できる専用ラウンジも開設されます。
さらに、書籍を販売するフロアでは、漫画に加えて、店舗限定のグッズも販売していくということです。
店舗を展開する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」の高橋誉則社長は「渋谷から世界に、日本を代表するような場所として位置づけたい。世界中でここにしかないものを多くの人に感じてもらい、手に取っていただきたい」と話していました。

「SHIBUYA TSUTAYA」のリニューアルオープンについて、街の人に話を聞きました。
このうち、40代の女性は「待ち合わせで使っていて、相手が来なければ、そのまま店で時間をつぶしていました。ほかの店舗も使っているので、すごく興味があります」と話していました。
また、20代の女性は「ハチ公前とツタヤを待ち合わせ場所によく使いますが、いつもカフェが混んでいました。学生も時間つぶしや勉強スペースとして利用する人が多いので、カフェが大きくなるのなら使ってみたいです」と話していました。
40代の男性は「渋谷は音楽と若者の街というイメージがあり、この店もそのひとつだった。リニューアルしたらのぞいてみたい」と話していました。