クラフトビールの魅力向上へ メーカーが集まり意見交換

各地でつくられている特徴のあるクラフトビールの魅力向上につなげようと、関東甲信越地方のメーカーがさいたま市に集まり、意見交換会が開かれました。

4月23日は、ドイツでビールに関する法律が定められたことにちなみ「クラフトビールの日」とされています。
これにあわせて、関東信越国税局がさいたま市中央区で開いた意見交換会では、クラフトビールを製造する37のメーカーがビールづくりの課題などについてグループごとに話し合いました。
このうち、商品開発などをテーマにしたグループでは若い世代を意識して開発した新製品がなかなか売れないとか、原材料費の高騰で価格を上げざるを得ないが、大手メーカーとの価格差が広がる懸念があるなどといった声が上がっていました。
一方で、地域性や経営規模に応じて細かくターゲットを絞ることが打開策につながるのではないかという意見も出ていました。
このあと試飲会も行われ、参加者たちは各メーカーの製品を飲み比べながら議論を交わしていました。
新潟市のメーカーの男性社員は「クラフトビールを30年近くつくっていますが、最近は新規参入する事業者が多く、刺激になっています。意見交換したことをビールづくりにいかしていきたい」と話していました。