千葉市 “保育士など離職を減らす” 支援センターを新設置

保育士などが離職するケースを減らそうと、千葉市は専門の相談員が相談に乗ったり研修の充実をはかったりする支援センターを新たに設置しました。

千葉市が今月設置したのは「ちばし幼児教育・保育人材支援センター」で、保育に関する学科がある3つの短期大学が設立したNPO法人が運営を担います。
保育や幼児教育の分野に精通した専門の相談員が配置され、市内の保育園や幼稚園などに勤務する職員や施設長から、日々の保育や職場の悩みなどの相談を受け付けます。
電話や対面で無料で相談できるほか、相談員だけでは対応が難しい場合には、弁護士や臨床心理士が対応にあたり、助言を行うということです。
また、相談業務のほか、キャリアパスに応じた研修の情報も提供する予定で、千葉市によりますと、離職防止のためにこうしたセンターを設ける取り組みは全国的にも珍しいということです。
長く保育の現場に携わってきた相談員の佐藤由利さんは、「日頃の悩みや人間関係、保育の話などささいなことで良いので気軽に来てもらい、話ができたらと思います」と話しています。

※「ちばし幼児教育・保育人材支援センター」相談窓口の連絡先は「0570ー03ー3186」