栃木 日光 春の訪れを告げる「弥生祭」の宵まつり

栃木県日光市に春の訪れを告げる「弥生祭」の宵まつりが行われ、華やかに飾りつけられた11台の山車が市内を回りました。

「弥生祭」は日光市の二荒山神社におよそ1200年前から伝わるとされ、地元に春の訪れを告げる祭りとして親しまれています。
ことしも、ピンクの造花などで華やかに飾りつけられた11台の山車に地元の子どもたちが乗り込み、笛や太鼓でお囃子を奏でながら、世界遺産に登録されている「神橋」を目指しました。
そして橋の近くに11台が並び、1台ずつお囃子を披露すると、訪れていた外国人観光客などが立ち止まって耳を傾けたり、写真撮影をしたりしていました。
千葉県から訪れた女性は「小さな女の子が着飾って引いたり中に乗っているのを見ると華やかで春らしいと思いました」と話していました。
山車に乗ってお囃子を演奏した小学生の女の子は「山車に乗るのをすごく楽しみにしていました。かねを鳴らすのは難しかったです」と話していました。
「弥生祭」は17日、二荒山神社の境内で「本祭り」が行われ、古いしきたりに基づいて独特の口上を述べ合う、「名刺交換」と呼ばれる行事などが行われます。