川崎の小学校 児童の個人情報記載の書類111人分を紛失

川崎市教育委員会は、市内の小学校で児童の住所や成績を記録した指導要録の一部を抜粋した書類111人分を紛失したと発表しました。
これまでに個人情報の流出は確認されていないということです。

川崎市教育委員会によりますと、書類を紛失したのは、川崎区にある川崎市立東門前小学校です。
この学校では、ことし3月、教員5人が、6年生の児童の指導要録の一部を抜粋した書類111人分を進学先の中学校に送るため金庫から取り出し、会議室の机に置いて作業を行っていました。
しかし、およそ40分後、机の上から書類がなくなっていることに気づいて学校内などを探しましたが見つからなかったため、後日、書類を作り直して中学校に送るとともに保護者には紛失について謝罪しました。
紛失した書類には児童の住所や生年月日教科の評価や評定行動や出欠の記録などが記載されていたということです。
市は、これまでに個人情報の流出は確認できていないとしています。
市教育委員会指導課の新田憲課長は「児童の成績が記載された書類でご心配おかけしています。このようなことが起きないよう電子化による対応を早々に進めたい」としています。