加山雄三さんの銅像が地元に完成しお披露目 神奈川 茅ヶ崎

「若大将」の愛称で親しまれている歌手で俳優の加山雄三さんの銅像が加山さんのふるさとの神奈川県茅ヶ崎市に完成し、11日お披露目されました。

加山雄三さんは幼いころから30代半ばまで湘南の海に近い神奈川県茅ヶ崎市で暮らし、「海その愛」など海をテーマにした曲を数多く発表しました。
加山さんの功績をたたえ、茅ヶ崎を音楽のまちとしてさらに発展させようと地元の商工会議所が中心となりクラウドファンディングで集めたおよそ1500万円で銅像を制作しました。
銅像は茅ヶ崎市役所前の広場に設置され、11日87歳の誕生日を迎えた加山さんも出席して除幕式が行われました。
式典にはファンや地元の人たちが大勢集まり、加山さんが登場すると「若大将」とか「雄三さん」と声援を送り、加山さんも笑顔で手を振って応えました。
お披露目された銅像はスーツ姿の加山さんがエレキギターを手にポーズを取った姿で、高さは1メートル90センチあり、全体が金色に塗られています。
加山さんは、茅ヶ崎市の名誉市民にも選ばれていて、11日の式典では、あわせて名誉市民証が贈呈されました。
加山さんはおととしの紅白歌合戦を最後に歌手活動から引退しましたが、週に3日はトレーニングをして健康に気をつけながら元気に過ごしているということです。
加山さんは「こんなに感激する誕生日は生まれて初めてです。『幸せだなあ』とだけ言わせてください。茅ヶ崎の海が体も心もすべて教えてくれたんだと思います。皆さんが祝ってくれてうれしいです。最高の誕生日だね」と話していました。