JR大宮駅近くの市有地を複合施設として整備へ さいたま市

さいたま市は、これまで駐車場として暫定的な利用を続けてきたJR大宮駅近くの市有地を、複合施設として整備することになりました。
「鉄道のまち」をアピールする拠点にしたいとしています。

さいたま市は、JR大宮駅の西口に近く、広さが2万9千平方メートルある国鉄の病院跡地を30年余り前の1993年に購入し、その後「暫定的な利用」として市営駐車場として使われてきました。
用地の活用策として複合施設を整備する事業者を公募した結果、大手住宅メーカー「大和ハウス工業」やJR東日本などと基本協定を結びました。
複合施設の中には新幹線で運んだ農作物や水産物を提供する店舗やレストランも検討されています。
また、使われなくなった電車の車両を展示する広場も設け、鉄道の文化などを発信する新たな拠点にすることを目指すとしています。
複合施設は、3年後の開業が予定されています。
さいたま市は「大宮が東日本の交流の拠点となる新たな一歩を踏み出せた。鉄道のまちとしての歴史と文化をさらに進化させ、魅力がさらに高まることを期待している」としています。