日野市 育児支援でボランティアが悩み相談など新サービス

子育て中の保護者が孤立感を抱えないようサポートするため、東京・日野市は育児支援の研修を受けたボランティアが家庭を訪問して、悩みなどに応じるサービスを新たに始めました。

日野市がことし2月から始めたこのサービスは、保育所や幼稚園に通っていない乳幼児がいる市内の世帯を対象に、NPO法人「日野子育てパートナーの会」に所属するボランティアが支援にあたります。
ボランティアは子育て支援に関する東京都などの研修を受講済みで、保護者が抱える悩みや不安に対応します。
市によりますと、これまでにサービスを利用した世帯では、ボランティアが離乳食の食べさせ方についての相談にのったり子どもと外出して遊んだりしたということです。
サービスの利用は週1回、平日の2時間程度で、1世帯につき最大4回までです。
申し込みなどは市の「子ども家庭支援センター」かNPO法人に問い合わせてほしいとしています。
日野市は「これまでも民生委員が個別訪問して対応してきたが、支援をより多く届けるためには環境づくりが欠かせない。悩みがある方は1人で抱え込まずにぜひ活用してほしい」と話しています。