東京 江戸川区 妊娠に関わる検査費用 全額負担

東京・江戸川区は、将来子どもを持つことを希望する人を対象に卵子の数を推測するなどの妊娠に関わる検査にかかる費用を全額負担する取り組みを始めました。

江戸川区は区の医師会と協力し、妊娠や性にまつわる悩みを医師が無料で受け付ける相談窓口を開設しました。
窓口は区内の医師会の医療検査センターに毎月1回、開設され、区のホームページで予約して利用します。
この窓口で医師による問診を受けたのち、卵巣内に残る卵子の数を推測する「AMH検査」と呼ばれる血液検査や、精子がどの程度活発に動いているのかなどを確認する検査を希望する人については、区が費用の全額を負担することを決めました。
これらの検査も医療検査センターで受けられるということです。
相談窓口の利用や検査は、区内に住む結婚をしていない男女が対象で中学生から受け付け、女性は39歳までです。
区によりますと、こうした検査にかかる費用を全額負担する取り組みは、東京23区では初めてだということです。
江戸川区健康サービス課の菊池佳子課長は「若いうちから自分の体を知り人生設計をしてほしい。相談や検査ができる体制を整えたのでぜひ利用してほしい」と話しています。