山梨 鳴沢村「葉ごぼう」の収穫

葉や茎の部分も食べられる「葉ごぼう」の収穫が、山梨県鳴沢村で行われています。

「葉ごぼう」はごぼうとは異なり、根の部分が短く葉や茎の部分も食べられるのが特徴です。
鳴沢村や富士吉田市など山梨県の富士北麓地域では、農閑期にあたる冬から春にかけての農家の収入を増やそうと、３年前から特産化を目指して栽培が進められています。
このうち鳴沢村の渡辺豊富さんの畑では、今月中旬から収穫が始まっていて、２０センチほどの長さに成長した葉ごぼうを一つ一つ丁寧に収穫していました。
地元のＪＡ北富士によりますと、根の部分はごぼうに似ているということですが、葉の部分は山菜のような苦みがあるということで、煮物や天ぷらなどにするとおいしく食べられるということです。
渡辺さんは「この地域では農家は冬に収入がないので、春先の今の時期に収入があるのはありがたいです。春を感じるほろ苦さがとてもおいしいので、食べてもらいたいです」と話していました。
葉ごぼうの収穫は今月中旬にかけて最盛期を迎え、地元の道の駅や農協などで販売されます。