入社式 化粧品メーカーでは式に臨む新入社員に先輩がメイク

新年度が始まった1日、各地で入社式が行われるなか、横浜市の化粧品メーカーでは入社式に臨む新入社員に先輩社員がメイクを施して新たな門出を祝いました。

横浜市中区で行われた化粧品メーカーのファンケルグループの入社式にはおよそ80人の新入社員が参加しました。
式の開始前、会場脇に設けられたメイクコーナーでは入社2年目から4年目の社員が新入社員を招き入れて口紅を塗るなど明るい表情になるメイクを施して新たな門出を祝いました。
新入社員は最初は緊張気味でしたがだんだん笑顔になり、年齢の近い先輩社員に1人暮らしの相談をしたり配属先の話を聞いたりして交流を深めていました。
式では、新入社員が準備したメッセージ動画が上映されたあと最後に代表者が「力をあわせてがんばっていきます」と挨拶すると、会場から拍手が送られていました。
会社によりますと、コロナ禍を経て社員どうしでコミュニケーションを図る機会が少なくなるなか、新入社員に早く会社に慣れてもらおうと、こうした取り組みを思いついたということです。
総合職で入社した女性は「コロナ禍の大学生活では先輩とのつながりがなかったので、入社式で先輩と話すことができて本当に良い機会になりました」と話していました。