ドローンでAEDを迅速に運ぶ実証実験 千葉県内

ゴルフ場などの広い場所でも人が倒れたときに迅速にAEDを使って命を救えるように、ドローンを使って運ぶ実証実験が、29日、千葉県で行われました。

実証実験は、ゴルフ場や大学の構内など広い場所で人が倒れたときにもすぐにAEDを使えるよう、ベンチャー企業や千葉大学などが共同で行いました。
29日はゴルフ場のコースの途中で人が倒れたという想定で、専用のアプリから位置情報を送ると、重さおよそ3キロのAEDを積んだドローンがクラブハウスの前から飛び立ちました。
使われたドローンは全長が1メートルほどの中型のもので、送られてくる位置情報からシステムが選定した最適なルートを自動で飛行します。
29日の実験では、およそ400メートルの距離を飛行し、3分半ほどで目的の地点に到着しました。
実験を行った企業「エアモビリティ」の浅井尚社長は、「事故が起きたときの迅速な対応の一助になるのではと思います。実験を重ねて、実用化に向けて取り組んでいきたい」と話していました。