都教育委員会 外国籍の都立高校新入生対象 日本語講座始める

新型コロナによる入国制限が緩和されて以降、外国籍で日本語の授業についていけない子どもが増えているとして、東京都教育委員会は外国籍の都立高校の新入生向けに日本語講座を始めました。

29日、都の教育委員会が都内で開いたのは新年度から都立高校に通う新入生を対象にした日本語講座で、国籍が中国やネパール、モンゴルなどのおよそ30人が参加しました。
生徒たちは「これ」や「あれ」などの指示語やあいさつなど簡単な日本語を学んでいました。
都教育委員会によりますと、新型コロナによる入国制限が緩和されて以降、外国籍で日本語での授業についていけない子どもが増えているということです。
参加したリベリア国籍の男子生徒は「漢字が難しいです。日本語を学んだら、日本語ができない家族や友人を助けてあげたいです」と話していました。
講座は、ことし6月末まで毎週土曜日行われる予定です。