新型コロナワクチン 都庁の大規模接種会場 今月で終了へ

新型コロナワクチン 都庁の大規模接種会場 今月で終了へ

新型コロナのワクチンについて、全額公費による接種が31日で終了するのを前に、都庁の大規模接種会場には接種を希望する人が訪れていました。

国は全額公費による新型コロナのワクチンの接種を今年度で終了し、新年度からは原則、有料となります。
これに伴って、都は2か所ある大規模接種会場を今月で終了することにしていて、このうち、都庁の会場では29日午前、事前に予約をした人などが次々と訪れ、接種を受けていました。
都によりますと、29日は通常の1.2倍にあたるおよそ500人分の予約が入っていますが、予約のない場合でも接種を受けられるということです。
接種を受けた50代の男性は「無料の接種が最後なので休みを取って予約しました。高齢者施設で働いているので、今後も必要な場合は、接種を検討していきたい」と話していました。
都の木村圭介ワクチン担当課長は「駆け込み需要で通常より多くの予約をいただいている。感染状況は減少傾向だが、ウイルスがなくなったわけではないので、接種をお考えの方はあさってまでにお越しいただきたい」と話していました。
都は、大規模接種会場のほか、発熱などの相談ができる新型コロナ相談センターや高齢者等医療支援型施設などについてもあさってで終了します。
一方で、ワクチンの副反応の相談や、コロナの後遺症対策などは当面、続けていくとしています。