東北新幹線 29日朝 停電で一時運転見合わせ 遅れ続く

東北新幹線 29日朝 停電で一時運転見合わせ 遅れ続く

東北新幹線は29日朝、停電が発生し、始発からおよそ3時間にわたって運転を見合わせました。
電線に引っかかった木を取り除き、午前9時に運転を再開しましたが現在も遅れが続いています。

29日午前5時45分ごろ、大宮駅と小山駅の間で停電し、東北新幹線の東京と仙台の間と山形新幹線と秋田新幹線の全線で始発から運転を見合わせました。
JR東日本によりますと埼玉県上尾市内で電線に長さ1メートルほどの木の枝が引っかかっていたということで、取り除いた結果、送電が復旧したということです。
東北・山形・秋田の各新幹線は3時間余りがたった午前9時に運転を再開しましたが、午前10時半時点であわせて11本が運休し、現在も遅れが続いています。

JR大宮駅では午前9時すぎに運転再開のアナウンスが流れると、改札口付近の乗客は電話で連絡を取ったり、駅員に遅れの見通しを聞いたりしていました。
仙台で行われるプロ野球の楽天対西武の開幕戦を母親と見に行く小学5年生の男の子は「新幹線が止まった時はショックだったけど、運転が再開してよかったです。試合がすごく楽しみで頑張って応援しようと思います」と話していました。
また、帰省先から函館に戻るという大学生は「学年が上がってキャンパスが変わるのであす引っ越しの予定です。新幹線が止まるとは思っていませんでしたが、時間に余裕を持った列車を予約しておいたのでよかったです」と話していました。