「NHK学園」卒業式 10代〜80代の1200余人が卒業

幅広い年代の人がテレビやインターネットなどを通じて学ぶ通信制高校、「NHK学園」の卒業式が東京・国立市で行われました。

NHK学園はNHKのテレビやラジオ、インターネットを通じて高校の学習内容を学ぶ通信制の高校で、ことしは全国で10代から80代までのあわせて1233人が卒業しました。
23日、国立市にある校舎で行われた卒業式には482人が出席し、名前が読み上げられた後、クラス代表の生徒に卒業証書が手渡されました。
はなむけの言葉を受けて、卒業生代表の野田睦美さん(69)が、「介護と学業の両立が課題となり、一度は休学を考えたこともありましたが、先生たちからあきらめないことを学びました」と答辞を述べました。
卒業生の大越桜妃さん(18)は、「陸上部で全国大会で入賞したのが一番の思い出です。最初は友達ができるか不安でしたが、自分から話しかけてたくさんの友達ができた」と話していました。
西濱顕さん(19)は、「病気が原因で転入しましたが、治療をしながら自分のペースで勉強できました。大学でも健康に気をつけながら自主的に学習したい」と話していました。