千葉 流山市 生徒増の中学校 大学だった施設を改修し移転へ

移住人気によって人口が増加している千葉県流山市で、生徒の受け入れが限界を迎えた中学校が、新年度からかつて大学だった施設を改修して移転することになり、記念の式典が開かれました。

来月から移転するのは「市立南流山中学校」で、式典では、テープカットをして新たな校舎の開校を祝いました。
流山市は、「つくばエクスプレス」の開業などをきっかけに子育て世帯に人気の移住先となり、小中学校に通う子どもの数は毎年およそ700人ずつ増えています。
南流山中学校では現在700人ほどの生徒が、今後も増え続け、受け入れが難しくなることから、6年前まで東洋学園大学の校舎だった7階建ての建物を市が買い取って一部を改修し、新年度から移転することになりました。
教室数は最大で現在の2倍近い40室以上を整備することにしていて、380人が収容できる階段状の講堂は、大学だった当時のまま、発表会や授業などで活用することにしています。
流山市教育総務部の吉田瑞穂次長は「毎年1校分の子どもが増えるという全国的にも珍しい状況に対応しています。多様で新しい学びの環境を提供し、子どもたちが好きになる学校にしていきたい」と話しています。