北陸新幹線の開業祝い 越前と信州の「そば」PRするイベント

北陸新幹線の金沢・敦賀間の開業を記念して、福井県と沿線の長野県が名物の「そば」をPRするイベントが東京駅で開かれました。

これは北陸新幹線の金沢・敦賀間の開業でより身近なところとなった福井・長野の両県が互いに名物としている「そば」の魅力を発信しようと企画しました。
東京駅に設けられた会場には双方のそば職人が駆けつけPR合戦が行われ、長野の職人が「寒暖差が大きく香りよいそばができる」とおいしさの秘けつを話すと、福井の職人も「独特の香りがある在来種のそばの実を使用していて、そばに直接、だしをかけて大根おろしと食べる」とこだわりのポイントをアピールしていました。
また長野出身で県の観光大使を務めるタレントの峰竜太さんや福井からは啓新高校のそば部もメンバーも応援隊として参加しました。
峰さんが信州そばはおよそ30種類あるとされ地域の文化として根づいていると紹介すると、そば部のメンバーは去年全国の高校生のそば打ち大会で優勝したエピソードを披露し、ぜひそばを食べに福井を訪れてほしいと呼びかけていました。
福井と長野は今後もそばの魅力を県外に発信するためイベントなどで連携を深めていきたいとしています。
福井のそば職人宝山栄一さんは「延伸後は観光客からそばを食べたいと予約が入り期待が高まっています。長野も福井のそばもそれぞれ違っておいしいので新幹線に乗って食べに来てほしい」と話していました。