災害時の孤立解消へ 東京 日の出町〜青梅市結ぶトンネル開通

東京の西多摩地域で災害時の孤立解消などを目的に建設が進められてきた、日の出町と青梅市を結ぶトンネルが16日開通し、記念の式典が開かれました。

都によりますと、日の出町では5年前の台風の際に、町内を通る都道が通行止めとなって町の西側の地域が孤立状態になったことがありました。
都は、災害時の孤立解消などを目的に、日の出町と隣接する青梅市を結ぶトンネルの整備事業を進めてきましたが、このほど完成し、16日、記念の式典が開かれました。
トンネルは全長およそ1.3キロで、式典のあと、車やバスがトンネルを通り抜けていました。
都建設局の西園寺英華道路橋梁課長は、「能登半島地震では道路が寸断されて地域が孤立化したので、トンネルにより地域の防災力向上につながることを期待したい」と話していました。