都庁プロジェクションマッピング 知事「経済効果18億円」

東京都が、先月から始めた都庁舎での世界最大のプロジェクションマッピングについて、小池知事は「経済波及効果は18億円と想定している」と述べました。

都は、先月から、新たな観光資源として都庁舎の壁面に建物に常設で映し出すものでは世界最大のプロジェクションマッピングの投影を始めました。
都によりますと、この事業の今年度予算は、投影の機器の設置や映像の制作などにおよそ4億9000万円、投影機器のリースや保守点検などにはおよそ1億4000万円など、あわせて7億円となっていて、新年度には、9億5000万円の予算を計上しているということです。
これについて、小池知事は15日の記者会見で「プロジェクションマッピングの日本の技術は非常に高く、キラー技術であるので、これを生かしていく。今年度の予算額は7億円だが、経済波及効果は18億円と想定している」と述べました。
この試算について都は、プロジェクションマッピングを実施した際に訪れる人の飲食や宿泊などによる消費額を推計するなどして経済効果を算出したということです。
都庁舎のプロジェクションマッピングをめぐっては、都議会の予算特別委員会でも予算の妥当性などについて質問が出されていました。