「はしか」 都内で5歳未満男児の感染確認 海外渡航歴あり

「はしか」 都内で5歳未満男児の感染確認 海外渡航歴あり

都内の5歳未満の男の子がはしかに感染していることが確認されました。
都内では、11日も20代の女性の感染が確認されたと発表されましたが、都は、感染経路は異なると見ていて、症状が疑われる人は医療機関に相談するよう呼びかけています。

都によりますと、はしかの感染が確認されたのは都内に住む5歳未満の男の子で、現在、入院していますが、快方に向かっているということです。
男の子は今月4日に発熱や発疹などの症状が出てその後、医療機関を受診し、詳しく調べたところ、11日になって感染が確認されたということです。
国内では先月以降、各地ではしかの感染者の報告が相次いでいて、11日は都内を訪れていた大阪市在住の20代の女性の感染が確認されたと発表されました。
女性と男の子はいずれも先月下旬に海外から帰国していましたが、女性はUAE=アラブ首長国連邦から、男の子は別の南アジアの国から帰国していたことなどから都は2人の感染経路は異なると見ています。
また、男の子は症状が出た前日の今月3日に足立区内の飲食店を利用していたということです。
はしかは、空気感染で広がり、感染力が極めて強いため、都は、男の子が利用した飲食店などの詳細な情報をホームページで公開しています。
また、症状が疑われる場合は事前に医療機関に連絡した上で受診し、移動の際は、公共交通機関の利用を控えるよう呼びかけています。