パリ五輪サーフィン出場権獲得 稲葉選手が会見 千葉 一宮町

パリオリンピックのサーフィン男子で出場権を獲得した稲葉玲王選手が12日、地元の千葉県一宮町で会見し「出場するからには金メダルを獲得したい」と意気込みを語りました。

稲葉選手は東京大会でサーフィンの競技会場となった一宮町出身の26歳で、先月から今月にかけてプエルトリコで開催された世界大会に出場し、初めてオリンピック出場権を獲得しました。
12日は一宮町にあるサーフショップで会見を開き、「正式に出場が決まりほっとしています。応援してくれている人たちにやっと恩返しができてうれしい」といまの心境を述べました。
そして、本番の競技会場が南太平洋にあるタヒチであることに触れ、「『一生の中で忘れられない波に乗る』という目標があるので、大きな波が来るタヒチでの大会はその夢をかなえるチャンスだと思っています。出場するからには金メダルを取りたい」と意気込みを語りました。
稲葉選手は、サーフィンを始めた5歳の頃から一宮町の海で練習を重ねてきたということで、「地元が会場になった前回のオリンピックには出場できず、悔しい思いをした。そこから、地元でのサーフィンの盛り上がりを実感しているので、今回のオリンピックでメダルを取ることで恩返しになればうれしいし、次の世代のサーファーに影響を与えたい」と話していました。