「旅立ちの日に」作曲の元音楽教諭と中学生が練習 埼玉 狭山

今月15日の卒業式で合唱曲「旅立ちの日に」を歌うことになっている埼玉県狭山市の中学生たちが、曲を作った元音楽教諭に気持ちの込め方などを直接教わりながら練習しました。

「旅立ちの日に」は秩父市の中学校に音楽の教諭として勤務していた高橋浩美さんが30年余り前に作曲したもので、全国の学校の卒業式で広く歌われています。
狭山市の柏原中学校では15日の卒業式で全校生徒がそろって歌うことになっていて、12日は高橋さんが学校を訪れて歌の指導をしました。
高橋さんはこの曲は卒業する生徒へのプレゼントとして作ったと当時のエピソードを披露し、「ありがとうを伝えたい人を思いながら気持ちを歌に乗せてほしい」と話していました。
中学3年生の男子生徒は「もうすぐ卒業するんだと実感がわいてきました。みんなで歌うのは卒業式が最後なのでよりよいものにしたい」と話していました。
高橋さんは「自分が思う感謝の気持ちを伝えたい人を心に置いて歌ってほしいです」と話していました。