東京都内で20代女性はしか感染確認 新幹線や都内飲食店利用

先週、都内で20代の女性がはしかに感染していることが確認されました。
女性は今月に大阪府で感染が確認された患者と同じ飛行機に搭乗していて、その後、新幹線や都内の飲食店を利用していることから、東京都は、症状が疑われる人は医療機関に相談するよう呼びかけています。

都によりますと、はしかの感染が確認されたのは、都内を訪れていた大阪市在住の20代の女性です。
女性は、今月1日に大阪府ではしかの感染が確認された20代の男性と同じ飛行機に搭乗して先月、UAE=アラブ首長国連邦から帰国していました。
このため、健康観察を受けていたところ、今月8日に、滞在先の都内で発熱や発疹の症状が出て、その後の検査で感染が確認されました。
現在は入院していますが、回復に向かっているということです。
また、女性は、7日の午後1時台の新幹線で大阪を出て東京へ移動し、その日の夜、中央区の飲食店を訪れたということです。
はしかは空気感染で広がり、感染力が極めて強いため、都は、女性が利用した新幹線や飲食店の具体的な情報をホームページで公開しています。
また、症状が疑われる場合は事前に医療機関に連絡した上で受診し、移動の際は、公共交通機関の利用を控えるよう呼びかけています。