「四谷大塚」 女子児童盗撮事件裁判 元講師に懲役2年求刑

教え子の女子児童を繰り返し盗撮した罪などに問われている中学受験塾大手、「四谷大塚」の元講師の裁判で、検察は「児童たちが塾の先生である被告を信頼しきっていることにつけ込み、尊厳を無視した」として懲役2年を求刑しました。

中学受験塾大手「四谷大塚」で講師を務めていた森崇翔被告(25)は去年3月から8月にかけて都内の校舎で教え子の女子児童あわせて12人の下着をスマートフォンで繰り返し盗撮した罪などに問われています。
11日は被告人質問が行われ、元講師は盗撮を始めたきっかけについて「児童が騒がしく、心身ともに疲弊していたので仕返しがしたいと思った。四つんばいの姿勢になっている児童の下着が見えたので撮影した」と述べました。
また、盗撮した画像などをSNSのグループチャットに投稿した理由として、「まわりの人を楽しませたかった。その後、メンバーから卑わいな感想が来て興奮したので繰り返した」と述べました。
検察は「講師という立場を悪用して面談など2人きりの時間をねらって盗撮した。児童たちが塾の先生である被告を信頼しきっていることにつけ込み、尊厳を無視した卑劣な行為で非常に悪質だ」として懲役2年を求刑しました。
一方、弁護側は反省しているなどとして執行猶予の付いた判決を求めました。
判決は今月26日に言い渡される予定です。